黒毛和牛の繁殖方法は昔は種雄牛による自然交配だった。
でも、技術の進歩で種雄牛の精液をストローに詰めて凍結保存が出来るようになり、人工授精が広まって自然交配がほぼ淘汰されました。
今は人工授精がメインですが、受精卵移植もドンドン普及してきています。
こんにちは!ファームコネクション・ラボの前川です!
僕の勝手な妄想なんですが、種雄牛の精液ストロー販売ビジネスは今がピークだと思っています。
今、国を挙げてJA傘下の元、黒毛和牛生産頭数を増やす取り組みをガンガン推し進めようとしていますが、肝心の生産現場の課題(労働力不足からの人為的ミスによる発情見逃し、子牛育成部屋不足、牧草生産不足、糞尿処理環境不足など)は改善されず無視されているのが現状ですね。
今のような国が推し進める取り組みだと人工授精システムではフォローする事は難しくなると勝手に思っていて、そのままガンガン母牛の増頭を進めていけば今よりさらに生産性は全国的に低下すると思っています。
人工授精師だって高齢化してますからね。
その先を見て、もう動いている人は僕の知っている人でも何人か居ます。
あなたはこの先の危機感を感じますか?
では、今日も1日頑張るぞー!