黒毛和牛海外輸出台湾挑戦までの道Instagram過去投稿2018/1/15『牧場の従業員として働いている頃に感じた事』

牧場の事

牧場で仕事をしている時に上司や同僚から「○○○やって」と指示されることがありますが、その時に「ほとんどが○○○やって」という指示だけなんですよね。

僕はその指示を受けた時に「何で○○○をやるんだろう?」と毎回思っていて、質問すると「とりあえず先にやっといて」みたい感じて説明なしで理由もわからないままとりあえず先に指示されるがままにやっていました。

この環境だと従業員のスキルアップはしませんよね。笑

作業は覚えても知識は付かない。

何でこの作業をやっているのかわからないまま黙々と作業させているのは、牧場で働いてもらっている従業員の育成にはならず、ただの労力ですよね。

僕が働いていた牧場がそんな感じだったので、その環境が嫌で、自分が牧場を経営するようになったらしっかり「何でこの作業が先なのか?、何でこの作業が必要なのか?何でこの作業は要らないのか?」などをしっかり説明するようにしています。

例えば「哺乳期の手やりでミルクを飲ませている子牛達の離乳時期は90日を目安にしてね」とお願いする時も「90日で離乳させる理由は子牛はミルクを飲む時に第1胃には入らずに第2胃から3胃を通り第4胃以降で消化吸収される。産まれたばかりの子牛は第4胃の割合が大きくてミルクの吸収率の方が高いからミルクを与えた方が身体を大きくするのに効率が良いんだ。だけど大きくなっていくにつれて90日〜120日くらいで第1胃の割合がドンドン大きくなってきて、ミルクよりもエサや草の吸収率が上がってくるから、そのタイミングに合わせてミルクを徐々に離乳させてエサや草をメインに食べてもらうように調整する必要があるんだ。」と説明をしています。

牧場で従業員をしていた頃には色んなことを学びました。

それを今に活かしています。

新規で牛飼いを始めたい方は2〜3ヶ月でもいいので牧場で従業員として働いてみるのも良い勉強になると思いますよ!

では、今日も1日僕も頑張るぞー!

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