前川の日記#5『生産コスト削減は効かなくなる』

牛飼い

預託事業のお客さんが少しずつ増えてきたので、種付けから維持期母牛専用の運動場を増設するために鉄工所に見積もりを出したのですが、見積もりの金額の有効期間が2週間でした。

2~3年前だと見積もりの金額の有効期間は3カ月だったそうなので、2週間はかなり短い期間です。

なぜ見積もりの金額の有効期間が短くなったのかというと鉄の価格がどんどん上がっているからです。

鉄の価格が上がっている理由は中国の買い占めと鉄工所の方が言っていましたが、僕は全世界での金融緩和も原因の一つだと勝手に思っています。

なので見積もりの金額の有効期間を短くしないと鉄工所側が赤字になってしまいますので、見積もりの金額の有効期間を短くして赤字を回避しているという事になります。

その話を聞いていて、それは鉄に限らず牛のエサも同じだなと感じて、今後は物価がどんどん上がって牛の生産コストもどんどん上がっていくと思います。

なので牛に使う物の生産コストを意識するより生産率を上げる事を意識したほうが今後は重要だと勝手に思っています。

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