黒毛和牛海外輸出台湾挑戦までの道Instagram過去投稿2018/8/8『足』

牧場の事

僕が肥育管理で気をつけているのは足です。

肥育は重い体重を足で支えるので、足にガタがくると価値は一気に下がります。

僕の牧場では、400日齢(13.3ヶ月齢)くらいで軽い食い落ちが来ます。(ここを無視すると15〜16ヶ月齢でガクッと食いが落ちるパターンが結構ありました)

エサや草の摂取量が減るという事は、食欲を低下させる原因が有るという事だと思います。

その原因は1頭1頭バラバラなので、その都度調整する必要があると思いますが、僕の牧場で考えられる原因は「肥育牛がエサや草を摂取する能力以上に給与している」「足に何らかの負担がきている」「エサや草の品質」「気候や家畜環境などからの影響」など。

「エサや草の品質」「気候や家畜環境などからの影響」は肥育部門全体的に影響が出てくるので分かりやすいと思いますが、1頭1頭に出てくる症状は毎日の記録や観察が重要になってくると思います。

その中でも僕が1番気にしているのが「足」です。

僕の牧場は繋ぎ肥育なので足には特に注意が必要になります。

超若齢肥育(10ヶ月肥育)を導入したのも繋ぎ肥育に適している思ったのが1つの決め手になっています。

じゃー、具体的に「足」について何を注意しているの?というと、、、

「骨軟症予防対策」ですね。

「骨軟症」とはカルシウム&リンのバランスが悪かったりビタミンDが不足している時になってしまう事があるんですが、見分けるのがかなり難しいです。

なので、僕の牧場では、軽い食い落ちが始まったらビタミンD3とフォルテを与えて、その後に10日間ビタミンD3の粉末を与えています。

今は食いが順調な肥育牛でも、毛並みがパサパサしてたり、蹄の伸びが早い肥育牛は要注意ですね

という事で、たまには肥育管理について投稿してみました👍

僕も台湾の事だけじゃなく、ちゃーんと牛の事も考えてますよ😅笑

タイトルとURLをコピーしました