黒毛和牛海外輸出台湾挑戦中note過去投稿2019/4/1『沖縄から近いようでとても遠い台湾』

起業の事

2017年4月に初めて台湾へ視察に行き、5ヶ月後の9月に和牛輸入解禁になった時点で台湾での起業を決意し本格的に準備がスタートしましたが、、、

台湾で地元の台湾人に自分の育てた日本黒毛和牛を扱った料理を食べてもらうまでにいくつもの奇跡が有り、何度も障害を乗り越えて運良く僕は今台湾に居ます。

まず、僕の専門は日本黒毛和牛繁殖部門でお母さん牛に種付けをして子牛を産んでもらって、産まれた子牛を約9ヶ月育てて沖縄の家畜市場へ出荷する部門が僕の専門分野でした。

知識は少しあったのですが、2017年初めて肥育部門を起業。

今まで同様に牛達に与えるエサや草の給与量を毎日全頭計量し、食べ残したエサや草も毎日全頭計量して、毎月牛達全頭の体型測定をして、牛達がどれだけエサや草を食べてどれだけ育ったのかを全部記録してグラフにして可視化しました。もちろん牛達のウンチの状態や毛ヅヤや病気やケガなども全て記録しています。

そうする事で牛飼いの経験や技術が可視化され、その経験や技術が他の人に継承しやすくなります。

僕の経験と技術も今沖縄の牧場を任せている牧場長佐々木がしっかりと継承しています。

そして肥育部門を始めて、無理だと言われた特殊な飼養管理方法で2頭目の出荷でA-5達成。

僕自身A-5という規格に興味は無いのですが、これが日本黒毛和牛業界の基準なので、ちょっとした自慢です。

日本黒毛和牛を育てる事はとても順調に進んでいたのですが、ここから日本初の取り組みがどれだけ大変なのかを痛感する事になります。

まず最初の障害

沖縄県の食肉センターは台湾へ日本黒毛和牛肉を輸出する為のライセンスを持っていない

調べるまで知りませんでした。もう肥育部門を起業していましたし、沖縄県の食肉センターで屠畜をして沖縄から直で台湾へ空輸か海運出来ると思っていたので、この時はかなり焦りました。

台湾へ日本黒毛和牛肉を輸出出来る施設は全国で29施設

沖縄県の施設は1つも含まれていません。

絶体絶命のピンチをどう乗り切ったのか?は明日書きたいと思います。

今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

ではまた!

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