牛の病気の1番の原因はストレス。それをいかに抑える事が出来るかが牛の飼養管理の基本だと思いますが「知ってる」人がほとんどだと思います。
でも、「やってる」人は多分半分もいないかもしれない。
おはようございます!ファームコネクション・ラボの前川です!
もし「やってる」人が多いのなら牛の病気もドンドン減るはずですから。
残念ながら牛の病気は減っていません。
なぜ牛の病気は減らないのか?
それは簡単で、畜産経営で「単純に」利益を求めると牛へのストレスは増える傾向にあるからです。
もちろん牛へのストレスを軽減しながら利益を上げている畜産経営者さんもいますが、それはごく少数で、ほとんどの場合とりあえず規模拡大(増頭)をして売り上げを伸ばそうとしています。
牛へのストレス軽減をする為には、ある程度の知識とたくさんのお金と時間と労力がかかりますから、そこをスッ飛ばして(楽して)稼ごうとしている人が多いのは残念ながら事実です。牛飼いさん、和牛の血統の勉強をする前に牛フンの堆肥化の勉強からした方がいいんじゃないですか?
せめてストレスがかかるとわかっているのなら牛の個体管理を徹底して、牧場管理者がすぐにフォロー出来る環境を整える事が畜産経営者の仕事だと僕は勝手に思っています。
枝肉重量、A-5、霜降り、増体、販売価格、それら全て牛が病気をしてしまったら価値は減り、死んでしまったらゼロです。
僕は、枝肉重量、A-5、霜降り、増体、販売価格はさほど重要視していません。
ずっと前から言っていますが、病気の少ない牧場が1番重要視しているところです。
まだ僕の牧場は発展途上。
では、今日も1日頑張るぞー!
黒毛和牛海外輸出台湾挑戦までの道Instagram過去投稿2018/5/5『知ってるとやってる』
