黒毛和牛海外輸出台湾挑戦中note過去投稿2019/4/7『牛飼いが利用するキャトルセンターを牛飼いが始める』

黒毛和牛の事

僕の挑戦は台湾の事業だけではありません。

微力ではありますが日本黒毛和牛業界を本気で良くしていきたいと思っているので、今の日本黒毛和牛業界の問題点を改善出来る取り組みをいくつか進めています。

その1つが台湾の販路開拓事業、他に日本黒毛和牛種付け預託事業(お母さん牛を預かり、代わりに種付けをして飼い主に返す)、日本黒毛和牛プチキャトルセンター事業(産まれたばかりの子牛を預かり8〜9ヶ月育成して出荷する)のテスト運用に取り組んでいます。

すべての取り組みは規模がとても小さいですが、小さいなりに依頼者とサービスを提供する側のお互いにメリットの有る仕組みを創る事が出来れば、それを徐々に大きくしていけたらと思っています。

今の黒毛和牛業界の問題とは前回も話題にしました無理な生産規模拡大の件と牛飼いの高齢化問題です。

その流れは僕がどんなに情報発信しても止める事が出来ないので、その問題を改善出来る仕組み創りも台湾の事業と同時進行で進めています。

今はまだテスト段階ですが、牧場経営が上手くいっていない牛飼いさんに協力してもらい、僕の牧場でお母さん牛を引き取り代わりに種付けをして無事に種付け出来たら、その牛飼いさんにお母さん牛を返し、その妊娠牛から産まれた子牛を僕の牧場で預かり、もしくは買取り、代わりに育てて市場へ出荷するという流れで完全フルサポートをしてテストをしています。

テスト事業は今のところ順調で、その協力してもらっている牛飼いさんからも好評価で是非今後と継続して欲しいとの事でした。

それもそうですよね。お母さん牛の飼い主の牛飼いさんは僕達にお母さん牛を預けて、妊娠して帰ってきたお母さん牛に無事に子牛を産んでもらったらまた僕達にその子牛を預けて育ててもらって、ほとんど何もせずにその子牛が出荷される時に自分にお金が入ってくるんですから。

僕が取り組んでいる種付け預託とプチキャトルセンター(牛飼いフルサポート事業)が上手くいけば高齢で牛の世話が大変な方、頭数が多過ぎて手が回らなくなっている方、技術が無い方、兼業で忙しい方などなど。

色んな方々の役に立つと思います。

あと、この事業を僕の牧場だけでやるのは規模が小さ過ぎるので、仕組みが上手く出来上がったら、この牛飼いフルサポート事業をやってみたい(日本黒毛和牛業界を良くしたい方、牛が好きな方)という方々にノウハウ全部教えようと思っています。

牛飼いフルサポート事業サービスなんてやらなくても牛飼いになれば良いじゃん

と思っているそこのあなた!牛飼いフルサポート事業サービスを提供する側にもかなりのメリットがあるんです。

それは

お母さん牛という固定費が無いのに牛飼いの仕事が出来る

預託事業をやっている方なら実感していると思います。

お母さん牛の維持費は年々高くなってきています。

日本黒毛和牛を所有するだけでかなり大変な事なんです。

だからゼロから牛飼いになるハードルはかなり高く新規就農者は全然増えません。

もう一度言います。今は無理な生産規模拡大の問題と牛飼いの高齢化問題で困ってる牛飼いさんは今後も増えます。

この牛飼いフルサポート事業サービスはその困っている牛飼いさんを助ける事が出来るようになるかもしれません。

そんな事を夢見て日々頑張りたいと思います。

今日も最後まで読んで下さりありがとうございました。

ではまた!

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