黒毛和牛海外輸出台湾挑戦までの道Instagram過去投稿2018/8/17『黒毛和牛の枝肉単価が高い』

大手牛肉卸業者さんが「黒毛和牛の枝肉単価が高い」と言うと「あっ、今は黒毛和牛枝肉単価が高いのか」と思っている黒毛和牛生産者さんが多いと思いますが、大手牛肉卸業者さんが「何を基準に黒毛和牛の枝肉単価が高いと言っているのか？」を考えてますか？

大手牛肉卸業者さん達は黒毛和牛生産者達の生産原価に対して今の枝肉単価が高いor安いと言う事は無いです😅

じゃー、何を基準にしているかと言うと、、、

これまで買ってきた枝肉単価に対して今の枝肉単価が高いor安い、もしくは自分達(大手牛肉卸業者)の扱っている牛肉の販売価格に対しての原価比率として高いor低いと言っていると思います。

何が言いたいか？と言うと、、、

高いor安いという評価は、「卸業者さんは卸業者さん目線での評価」「精肉店さんは精肉店さん目線での評価」「生産者は生産者目線での評価」なんです。

なので、各業種で高いor安いの評価は若干ズレがありますよね。

それを大手牛肉卸業者さんが高いと言ってるから生産者も今の枝肉単価は高いと思うのは間違いです。

なのに、今は各ジャンルもみんな同じ評価にまとめようとするからグチャグチャになっていくんですよね😭 基本、みんなポジショントークですから。

特に生産者は視野がとても狭いので、「和牛繁殖農家さんは和牛繁殖農家さん目線」「肥育農家さん肥育農家さん目線」と別れてしまってますね。

こういうところから変わっていかないと黒毛和牛業界はもっと崩れていくと思います