黒毛和牛海外輸出台湾挑戦までの道Instagram過去投稿2018/2/11『キャパオーバー』

牧場の事

最近僕がよく口にする言葉はキャパオーバーです(^◇^;)

特に子牛の飼養管理方法の説明をしている時によく口にします。

今までは無意識に言っていたのですが、最近、そのキャパオーバーという言葉を使うの多いなーと気づきましたf^_^; 何でだろう?と考えてみたんですが、キャパオーバーと口にする時は子牛の限界を気にしている時がほとんどで、僕は子牛の限界を常に見極めようとしているんだなという事に気づきました。

その子牛の限界を記録したデータで見極め、子牛の限界は絶対に超えないように、限界より1割減くらい(哺育期は2割減くらいでかなりゆとりを持たせてます)に抑えてあげるように常に気を使っています(肥育も同じように1割減を意識してやっています)

子牛をセリに出荷する時に1kgでも多く体重をのせたいと思って子牛の限界以上にエサを与えたり、子牛を1頭でも多くセリに出荷するために過酷な環境(密飼い)で育てたりしている牛飼いさんがドンドン増えていますが、そうすると子牛の「キャパオーバー」なのでかなりの負担を背負っています。

その極端な負担に耐えきれなくなって病気や事故が起こると僕は勝手に思っています。

大体の子牛の病気や事故はそのキャパオーバーを抑えるだけで無くなると考えています。

実際に僕の牧場ではほとんど牛の病気や事故はありません。

生産者は何が目的なのか?をしっかり考えると何をすべきかはちゃんと見えてきますよね!

アメリカに規模では絶対に勝てないのにアメリカ式の生産方式(大量生産型)に流されるんですかね。 「黒毛和牛は日本人にしか育てる事が出来ない」が壊れようとしているかもしれません。

では、今日も1日僕も頑張るぞー!

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