母牛10頭規模の牧場で1年間の利益を簡単に計算してみますが、牧場によって子牛の出荷率や子牛の販売価格がバラバラなので、あくまでも平均的な目安として流してもらえたらと思います。
母牛10頭規模の牧場の子牛の出荷率が70%だとすると1年間で子牛を7頭出荷する事になります。
子牛の販売価格は1頭あたり65万円とします。
そうすると1年間で牧場の売り上げは455万円になりますね。
では、牧場運営でかかる経費(使ったお金)を出してみましょう。
母牛1頭あたり1年で約20万円くらいかかり、子牛の育成にも約20万円かかるとします。
母牛は10頭なので年間200万円かかり、子牛は7頭なので140万円かかるので、合計340万円は母牛と子牛を育てるために経費がかかる事になりますね。
1年間の牧場の売り上げ450万円から母牛&子牛を育てるために使った経費340万円を引いて残ったお金が利益になるので、110万円が牧場の営業利益になります。
新規で牛飼いを始める際に借金をしている人は、その110万円の儲けから毎年ローン(借金)を払う事になります。
この計算から見えてくるのは、母牛10頭規模の牧場では牛飼いだけで食っていく(生活する)のは難しいという事だと思いますが、新規就農をする際にこういうシミュレーションをしているのとしていないのではかなりリスクが違いますので是非新規就農する際にはシミュレーションをしっかりして挑んでくださいね!
では、今日も1日頑張るぞー!